フランスに帰仏しています！！

ながーい、ながーいブログの無更新の日々。。。いったい私はどこにいるのか、何をやってるのか、、、と思ってくれていた方、すいません。実は1月7日にフランスにすでにもどっておりました〜。帰ってからと言うもの、新しいクリエーションや無いと思っていた仕事があったりと、バタバタあっちこっち動き回っていまして。。。

--- 初めてのモーションキャプチャー --- 

 なんと去年の８月に受けたオーディションが、今更ながらに連絡が？！それはモーションキャプチャーの仕事で”さくらさくら”を歌うと言うお仕事でした。実は去年の12月に合格の連絡をもらっていたですが、残念ながら撮影日に日本にいるので諦めたお仕事でした。が！！！1月の中旬に急に連絡があり、「明日か、明後日で来てください」となったのです。これにはビックリ、ラッキー♪でした。

まずはスタジオ到着すると、スタッフさんに挨拶、それから衣装に着替えて、モーションキャプチャー用の丸いシールを顔に張ります。体の大きいスタッフさんが、ピンセットで小さなシールを貼っていくのは、とっても不思議な光景でした（笑）

 終了するとこんな事になりました。しかしこのチップ一個4€（350円）位するらしく、私の顔だけで、かなりのお値段。。。ひぃ〜。。。

撮影はこの状態で行われました。目の前にすごいセンサーの数。私の動きがコンピューターに取り込まれていきます。いやぁ〜、すごい技術。。。私はある設定のもと、監督と一緒に何度も「さくらさくら」を歌いました。歌のお仕事は初めてだったので、ちょっと緊張したけど、とても勉強になりました。2年後ぐらいに発売されるゲームの中で使われるそうです。うーん、一つのゲームを、すごい人数のスタッフさん達が何年もかけて、こうやって作り上げるんだよな。すごいっす。でも一部でもそのお仕事を経験でき、触れる事ができて、本当に楽しかったです♪

--- 演劇の発表会 ---

私の通っている演劇のクラスの発表会。今回のテーマは三銃士です。私は途中参加だったので、兵士の役と夫に振り回される女の役をもらいました。3回のレッスンで剣術から台詞と結構大変だったけど、本番は楽しんでできました。まだまだ課題が一杯です。いつか私の言ってる事が、全てお客さんにわかってもらえる事を今は目標にしてます。それにはフランス語の発音をしっかり勉強せねばですね。。。

--- 誕生日会 ---

いつもチリ人の友人クリスチャンからもらっている仕事、子供の誕生日会。今回はイギリス人の子供なので、全て英語？！がびーん、中学生の時に真面目に勉強しておけば良かった。。。もう１人一緒にやったのですが、言葉に関しては頼りっぱなしでした。私は、ショウと勢い係。まぁ、上手くいって良かったです。うーん、いづれは英語も少し勉強せねばな。。。

--- 新しいクリエーション ---

帰ってからすぐに、始まった新しいクリエーション「L'Enfant de la nuit - ミヨティスの夢夜」に参加。これは日本出発前ギリギリ受けたオーディションで、日本にいる時に合否のしらせがきました。いやぁ、とりあえず帰ってから仕事があるのはホッとしますね（汗）。
 あは、あはは。。。これ終わったら、私どうしよう（汗）。。。たはは。。。

 これが稽古風景の写真です。この作品は、思いっきり家族向けの演劇の作品（ちょっとサーカスのテイストも入っています）なのですが、有り難い事に私の役は、ほんの少しの台詞と歌だけです。あとはコミュニケーションが難しい子の役なので、顔、体、動きで感情を表現します。本番は2月の2週目の週末。。。もうすぐです。 簡単なあらすじを書くと、こんな感じ。。。

森 の木こり”ピロット”に拾われた子”ミヨティス”。ある日”ミヨティス”のために”ピロット”が頼んだ女性教師”イタール”が、二人の住む森にやってきま す。しかし森で育った”ミヨティス”は、まるでコウモリのように振る舞い、”イタール”を困らせます。そしてある日突然、深い眠りに落ちてしまいます。彼 女を救う方法はただ一つ、彼女の夢の中に入り目覚めさせるのです。

この役のために、コウモリの事を色々と調べたのですが、とっても面白い♪　コウモリは人間の10倍ぐらいの早さで生きているらしいのです。1秒間に10回の羽運動。鳴き声も人間の耳で聞き取れるのは「キキッ」って感じだけ。。。しかしこれを10倍の遅さで聞くと。。。まるで鳥が歌ってるように聞こえるのです。専門家の人が録音したものを聞かせてもらいましたが、これには本当に驚きました。彼らから見た人間の話し声って超スローに聞こえるのかしら（笑）と、まぁ日々新しい発見をしております。


完全に役をもらって動くのは初めてなので（いままでは特に名前とか、役の設定みたいなのが細かくなかった役が多かった）、少しドキドキですが、一緒の役者さん、演出家の方々が丁寧に教えてくれています。少しでもその恩を返せるよう、精一杯いけるとこまでいってみるぞー！おー！