2011-08-30

只今、台本の翻訳中。。。

去年撮った映画のプロモーションの”LE PRINCE ET LES 108 DEMONS”(王子と108匹の悪魔)が、今度は”LE PRINCE ET LES ROIS-DEMONS”(王子と悪魔の王)と名を替えて、本格的に撮影をする事になりました。まだまだ、契約書にサインするまでわからないこの世界なので、まだ確実とは言えませんが、参加できそうな予感♪
本当にその節は、色々お世話になった監督や皆さん、役者さん達にまたお会いできる事が、とても嬉しい限りです。

実は今回、この撮影が行われる際に、私自身この撮影ができないだろうと思っていました。なぜなら、今年はブログで何回かお話しているように、このお仕事のお話がきた時に、すでに演劇学校ルコックに入る事が決まっていたのです。撮影場所は中国の北京。。。この学校は、結構厳しいし、長期の仕事は絶対できないと予測していたのです。今年は学校が、私にとって一番にしよう!と決めていたので、監督の Pascal Morelli(パスカル・モレイ)さんにもその旨をお話ししました。

しかし監督さんが、一緒にやろう!と強く押してくれ、私の学校のバカンス中に撮影日を合せてくれたのです。と、言ってもまだまだわからないですが(笑)。何度もやりとりをやっているうちに「ここは監督さんの事を思うなら、断るべきじゃないのか、、、私のやりたい欲を捨てるべきじゃないのか。。。」と悩んだ事もあったのですが、皆さんが試行錯誤してくれているのを感じて、「自分が必要とされてると信じて、この仕事が決まったら、精一杯わたしのやれる事をやろう!」と言う考えにかわりました。

撮影日は色々と替わって、3月〜4月のバカンスを含めた2週間〜3週間。何も問題がなければ、撮影できそうです。 今回は、本当に胸が痛くなるくらい嬉しく、この仕事をやっていて本当に良かったと思いました。皆さんに感謝です。もしもダメになったとしても、この嬉しさは絶対これからも、わたしを支えてくれる一部になっていくんだろうな。


と、いうわけで100ページの台本を、自分でわかるように翻訳中。本番、自分のシーンだけではなく、すべての話の内容をわかっていたいので(当たり前ですが(笑))。たはは。どこまでできるかしら(汗)?まだまだリハーサルまで、時間あるから頑張らねば!!

ちなみにこの映画、CGアニメです。あはっ。私のお仕事はモーションキャプチャなのです。私の表情を読み込み、アニメの顔が動くんです♪
いやぁ〜、楽しみ。ちなみに、体は本物が登場します。いわゆる、合成アニメですね。自分の顔じゃないってだけでも、安心して仕事ができる私。


 ちなみにこうなります。って、載せていいのかな??一応、私の部分だけ切ってみたのですが、、、ヤバそうだったら、どなたか忠告してくださいまし。。。私はペイペイという女の子の役。他にも前回撮影では、兵士の役とかやりました♪今回はどうなるのでしょう。

とにかく台本を翻訳して、準備万端にしないとね。少しでも現場で自信が持てるように。あとは、この撮影に確実に参加できる事を祈るべし!!あとは神のみぞ知る!


2011-08-28

歌のワークショップ

2日間に渡って、歌のワークショップを受けてきました。先生は、Véronique Perrault(ベロニク・ペロル)。去年の9月辺りから、家の近くの劇場でやっている、彼女のクラスに参加しています。彼女の教え方は、とても自由で体を使った声の出し方を基本にしています。今回は初めて、彼女の自宅でやるワークショップに参加しました。


彼女の自宅の前には、ガレージらしき物があり、それを改造してできたのが、この広い稽古場です。最近工事が終わったばかりで、ゆくゆくは創作に場所が必要な人達にも、貸していくそうです。しかも稽古場の横には、、、


プール?!実は、この家を買った時に、すでに大きな穴があり、「埋めるくらいなら、プールにしてしまえ〜!!」と言ってプールにしたそうです。しかも常に30度に水の温度が保たれていて、雨の日でも泳げる。いやぁ〜、うらやましいっす。なので、レッスンの休憩中は、何人かでプールに入って遊んでいました。もちろん、私も(笑)。


歌の稽古は、一日4時間30分。基礎発声練習、歌の即興の後に、それぞれが歌いたい歌をじっくりピアニストと先生が時間をかけて見てくれます。いろいろと課題はたくさなるけれど、とっても楽しく勉強になったワークショップでした。

来年からは学校が始まるので、いっぱい彼女のクラスに参加する事はできないけれど、時間が少しでもあるときは、ぜひ参加したいと思っています。



2011-08-25

久しぶりに買った新しい靴♪

あ!!!私の足首近くに突起が?!と、ある日気がついてネットで検索。。。
これは?!アキレス腱滑液包炎!!生まれて初めてなった。。。医者に見てもらったところ、多分靴が原因?!し、知らなかった。3、4ヶ月くらい前に、なんとなーくあれっ?とは思ってたんだけど、そのまま放っておいたんだよねぇ。。。医者曰く、手術で切り取る事もできるけど、ヒールパットなどで調節することもできるらしい。。。詳しい治療方法は、今バカンス中のため、今週の土曜日までお預け。治ると良いなぁ。




そこでハッと気がついた。。。この靴、いつ買ったんだっけ??気に入っていたから、ずーっと履いていたけど、、、確か、、、2006年か2007年だった気がする。。。げげっ!!よく見ると、至る所に穴が、、、(汗)。靴の踵はすり減り、靴底に穴。靴の中の布は破れている。いやぁ〜、気づかないもんだなぁ。。。そりゃぁ、足に悪いわな。


 と、いうわけで町にお買い物に出ました。とは言っても、、、この国で私のサイズ見つけるの大変なんだよね。。。まずは、小さい靴、大きい靴専門のパレ・ドゥ・ショウシュールへ。。。期待を膨らませて店内に入ると、、、運動靴自体がなかった。たはっ。



と、言う事で今度はショッピング街へ。できれば靴ひもがなくて、履きやすくて、軽くて、つま先が広いやつ。。。そこで目に止まったのが、PUMA(プーマ)。でも、やっぱりサイズがない(汗)。。。それなら専門ショップだ!!と、PUMA(プーマ)専門店へ。。。試せど、試せど、でかい。。。店のお兄ちゃんは、根気よくつきあってくれても、でかい。。。しかし、最後だと試したこの靴!!たたーん!!



 今年の夏の新しいモデルらしい。正直、、、え、子供靴?!い、色が微妙。。。靴ひもありだ。。。しかーし、足はピッタリ〜♪軽い♪
こ、これならアキレス腱滑液包炎にも良いかも。。。え、えーい!!今年は日本に帰れんし、買ってしまえ〜!!!と、買ってしまいました。


そして、いままでお世話になった靴に別れを告げました。。。お疲れさま。。。

チャンチャン♪

2011-08-19

メーテルリンクの”青い鳥”

一年前に受けた演劇学校ルコックのワークショップで知り合った友人”ダミアン”の紹介で、Collectif Quatre Ailes (コレクティフ・キャトル・エル)の演出家と出会いました。このカンパニーは、少しサーカス要素も入った演劇作品を作っています。

「今回メーテルリンクの”青い鳥”を創作しようと思うのだけど、今度一週間のお試しクリエーション(創作)があるんだけど、君も参加してみない?」

最近少しずつでも良いから、演劇にも関わりたかったので、願ったり叶ったり「もちろん!!喜んで!!」と返事して、参加する事にしました。しかも8月は特にやる事もなく、バカンス(休暇)でどこかに行く予定もなかったから、勉強する機会があるのは嬉しい♪




早速の本屋さんで、日本語の青い鳥を購入。初めて文庫本で読んだけど、これが結構面白い。青い鳥と言えば、日本で小さい時に、劇団四季の”ドリーミング”を見て感動した記憶が。。。この年になって、好きだった作品に少しでも携われるのは、とっても嬉しい事ですね。



クリエーション当日。。。受け取った台本が!!


165ページに渡るフランス語の台本。初日は台本の読みだけで終了。。。しかも私は初見だったので、皆さんに申し訳ないほど、つっかえつっかえ。。。でも演出家の”ミカエル”は、私が読みが苦手なのを知っていたので、台詞の少ない所だけくれたのですが、それでも悲しい状態。皆さん、初見でもしっかり読めるんですもん。って、フランス人のプロの役者さんなので、当たり前のことなんだろうけど。 なんか場違いな所に来てしまった感が(涙)たはは。。。でも”ミカエル”曰く

「これはあくまでも、話のベースを知るためだけだから。明日からは即興を中心にやっていくから大丈夫だよ。」

ホッとしたぁ〜。でもこれもいつか乗り越えなくちゃいけない、壁だよなぁ。。。。



 次の日からは、最初はサーカスてテクニックの基本練習、そのあと自分で選んだ衣装を着て、即興というメニューになりました。久しぶりのサーカス。筋肉痛にはなったけど、体が凄く喜んでいるのがわかりました。私やっぱり、サーカス好きだわさ。。。即興は、チルチルとミチルの、ミチル(妹役・9歳の女の子)。緊張しましたよ〜。体を動かすのは、緊張もあまりしないのですが、演劇の即興となると、ドキドキバクバク。心臓が破裂しそうになりました。 なんとか無事にできたけど、演出家に良い所と悪い所をダメ出ししてもらい、更に自分の役を深めていきます。おかげで自分の弱点もよくわかりました。しかも、他にいた役者さんたちのレベルも高く、やってて本当に面白く、見ていても勉強になる事ばかり。ありがたやぁ〜。そんなこんなで1週間があっという間に過ぎていきました。


実はこのお試しクリエーション、ちょっとオーディションも含んでいたらしい。最後に聞いてビックリ。でも最初に知らんで良かった〜。知ってたら、緊張しすぎちゃってたもんなぁ。

カンパニーの方々は、皆素敵な人達で、役者人もそれなりの経験者。一緒にやってみたい。。。もし選ばれたら、、、なんて淡い期待をしているのですが、、、

実は彼らが考えている創作期間が、11月〜12月。3月の公演に向けて、1月から本格的な稽古に入りたいそうです。私はその期間、CGアニメ映画の撮影で中国に行く可能性が色濃く。しかもこれから演劇学校ルコックに入る予定なので、欠席はリスクが。。。しかもすでにこの撮影が執行されれば、2週間は確実に学校を休まなくてはいけないので、かなり厳しい状況。しかもこの作品でツアーなんか、バカンス中以外は、とてもじゃないけどできない。。。どう考えても、厳しいの一言なんですね。たはは。

演出家には「ルコックに入るんでなくて、もっと台詞劇の方を濃くしていった方が、さらに役者として仕事の幅やキャリアが広がっていくんじゃない」と言ってくれたけど、、、

「でもここじゃなくちゃ、勉強できない事もたくさんありそうだから、、、しかも今、空間と物の関係にすごく興味があって、そこをまず広げたい」

とお返事しました。いやぁ〜、学校に入ると決めてから、良いお仕事のお話もあったけど、断るしかない(涙)。でも決断した事を覆したくないし。と言っても、CGアニメのお仕事は、長期で収入が大きく左右するので、受けることにしました。まだ確実ではないのですが。。。この欠席する2週間が、どこまで学校に影響し、私ととって痛手になるのか、ちょっと心配。