2011-11-27

学校と撮影の日々。そして怪我。

先週の月曜日から3日間 Léos Carax 監督の新作"Monsieur Merde"(ムッシュー・メルド)の撮影にチョロっと参加してまいりました。と言ってもこの作品は、”TOKYO!"三部作の続きのようでした。



この撮影はペール・ラシェーズ墓地で行なわれました。観光地としても有名な場所ですが、私は初めて訪れました。素晴らしい歴史あるお墓がいっぱい。次回時間のある時にゆっくり来ようと思ったしだいです。



私はカメラマンの2人目のアシスタントという役でした。役と言っても台詞はありません。こちらでは”シルエット”と呼ばれる仕事で、エキストラよりは完全にカメラに入り、運良ければ役としてしっかり映るかも??ってな感じです。ははは。脇の脇の更に脇な感じです(笑)。でも、今回は出演者にビック・スターの”エバ・メンデス”さんが出演していたため、生まれて初めてアメリカのスターのお仕事姿を見る事ができました。ラッキー♪



私は、彼女が誘拐される瞬間に走って追いかける役なので、これは密かに共演?!っとアホな事を思った私なのでした。何も言わんといてください(笑)。。。

今回この役を頂いたのは、監督さんの日本大好きのおかげらしいです。”TOKYO!"3部作の撮影を日本で行った時、役者さんやスタッフさんたちのお仕事が素晴らしかったんでしょう。その時の喜びや感謝が、なぜか私に降りかかったようです。あはは。素敵なお仕事をなさった方々に感謝です。

でも、今回近くでプロの役者さんや監督さんのお仕事が見れたのは、とても勉強になりました。しかもこの監督さんの指示は、的確、簡潔、わかりやすい。。。すごいなぁ〜。。。良い作品になると良いなぁ♪って、私のとこはカットかもしれんけど(笑)。







撮影の前の週からは、前回ブログに書いた”アリストテリス”の撮影が始まりました。ある人は地下鉄で、ある人は森の中で、、、



家の中や、町の中、、、それぞれのメンバーが思い思いの場所で撮影した映像。いったいどう繋がるのでしょう♪とても楽しみです♪






そして今週は怪我の週でもありました。
学校が始まるまえからあった”アキレス腱滑液包炎”。学校が始まって1ヶ月半、ちょっと膝に痛みを感じ始めていたので、気をつけていたら、太ももが軽い肉離れ。しかし”まずい”と思った瞬間に動くのをやめ、学校で氷をもらいすぐに冷やしたために、少し痛みがあるもののたいしたことにならず。

良かったぁと胸を撫で下ろし、気をつけながら学校の授業を受けていたら、金曜日の朝突然右足のかかとに痛みが。。。なぜに?!とネットで調べてみると、、、これではなかろうかと言う物を発見”足底腱膜炎”。。。スポーツ選手やジャンプを良くする人になりやすいらしい。ひぇ〜。。。12月2週目からは、新しい作品のクリエーションも始まるというのに、、、ちょっと雲行きが、、、根性で治してやると思ってる次第なのですが、、、病院行くしかないかなぁ(涙)。。。

2011-11-14

週末

金曜日、同じグループの”ダビッド”のお誕生日パーティーが、学校に近くで行なわれました。いやぁ、たくさんの学校の生徒が集まって、飲んだり話したり、”ダビット”は皆に愛されています。人柄もとても温かく、若いのにしっかりとした青年。私的にも、皆と交流するチャンスでした。この学校に来る前は、夜はあまり外に出なかったけど、学校に入ってから時々、外に出るようになりました。うん、うん、良い傾向。仲のいいお友達が作れるように、頑張りまっす (^^)/





土日はというと、他のグループの男の子”アリストテレス”が、ビデオを作りたいと言う事で、私達のグループ何人かが集合。2日間に渡り話し合い、次の週から撮影開始。それぞれの役者が、自分自身でシーンを考え、すべてを構成し、撮影します。私にとっては初めての経験なので、興味津々。楽しみだぁ〜。。。





土曜日の夜は ”Le vrai spectacle"(本物の光景)という、ちょっと変わった公演を観に行きました。この作品は、催眠術公演といいますか、、、

会場に入ると、お客さんは席に座るのですが、すべて1つ座ったら、隣は空席、その空席の隣にまた1人と、かなり贅沢な客席の使い方をして、しかも席の上に毛布が。役者さんは舞台に1人(多分催眠術師?)。お客さんは、役者に従い、ほぼ眠るように、好きな格好でリラックス。そして役者さんの言われた事をイメージしていくんです。1時間30分、目をつむったままの公演。でも面白い事に、公演後は体がビックリするくらいリラックスしていて、公演の面白さと言うより、爽快感で家路につくという物でした。まるでマッサージに言ったときの帰りみたいでした。こんなスペクタクルが存在するなんて、かなりびっくりです。本当にまだまだ世の中知らない事が、いっぱいあるのねぇ〜(驚)

2011-11-10

明日が発表

今回の写真は、一番広い稽古場です。ここはもともとボクシング場だったのを、ルコックが買い取ったそうです。暖房もちゃんと効いていて、ありがたい環境で稽古させてもらってます。

明日は金曜日。2回目のクラス全員の作品発表。いったいどうなる事やら。。。でも今回のおかげで、それぞれの良いところ悪いところが少しわかったような気がします。もちろん、私自身の事も含み。。。35人一緒に作品を作る事は難しかったけど、次回に向けてすごく良い経験になりました。と、いうより次回があるんだろうか??

もっともっと経験や稽古を積んで、自分自身の弱いところを強くしていきたいっすね。。。

2011-11-06

週末だい!

外国に住んでいると日本の文化に興味を持ち始めるんですね。そんな時に、今では佐渡に住んでいるお友達、由香ちゃんのお勧めで始めた太鼓です。夫婦の共通の趣味として、ジュリアン(夫)も一緒に始めました。今でもちゃんと続けてますよ〜♪

毎週土曜日が太鼓の日なのですが、前は仕事の関係でなかなか続けて行けなかったのです。なので私から誘ったのに、ジュリアンばっかり上手になっていくという始末。あはは。。。

しかし演劇学校を始めてから、仕事をあまりしていないので、定期的に通えるようになりました。学校に日々通い、週末太鼓をドンドン叩き、すべてをリセットする、、、今では私にとっても大事な時間になっています。少しずつだけど、こっちも成長すると良いなぁ。





 そしてこの日の夜、、、突然同じクラスのトーマから
「今日はセーヌ川で何かあるらしいよ。ミュージシャンもいるらしいから、踊ったり、食べたり、飲んだり、皆で楽しまないかい?」
的なメッセージが。お!何か特別な日なのか、、、知らなかった、、、せっかくだし、皆とお近づきになるためにも、チナミン(同じクラスの日本人)誘って行ってみるかぁ〜。と、行ってみたら、、、
あれ?ミュージシャンは?ダンサーは???
あれ?ただの夜ピクニック?踊ってる人なんて一人もいません。
お友達に聞いてみると、、、
「あ、あれね、多分トーマの冗談」
その冗談を本気にした私。つーか、やっぱり外国人の冗談はわからん(汗)。ちょっと久しぶりに踊ったりできると思っていたので、ちょっと残念だったけど、色々と皆の話が聞けて、学生気分を味わえたので、ま、いっか(笑)。





そして週末の最後に見た映画「The Artist」。昔の映画の良さを殺さず、現代だからできる事もふまえて作られた素敵な映画だなと思いました。日本でも上映されてるのかしら。映画を見つつ、映画館の中も見ると、なんか昔の時代にタイムスリップしたみたい。また白黒映画の時代が来るのかしら。やっぱり言葉がすべて聞こえないからこその良さもあったなぁ。。。

とまぁ、週末を楽しんだ次第です。。。また明日から学校だぁ〜。がんばるぞ!

2011-11-02

全員での創作?!

4週目に入り、新しい課題が、、、今度はなんとクラス全員35人での創作です。うきゃ〜!!国も違えば、文化も違い、言葉も通じない人もいる中での創作、、、きゃぁ〜!!

とりあえず課題となった場所を、クラス全員で観察。以外と皆しっかりと時間をくんだり、分担したり。。。良かった〜、、、上手くいくんだろうか。。。

火曜日は、話し合いで終了。本日は、色々なアイデアでがんばって即興をしてみるが、微妙に上手くいかない。。。なので演出責任者を5人に決めて、創作する事に。。。そして私はその5人のうちの1人。きゃぁ〜!!!つーか、本当は避けたかった場所(涙)。

これも神様からの試練かしら(笑)。学校後は、BARに行って話し合い。他の皆さん、英語もフランス語も素晴らしくできます。私も頑張らねばとアイデアを出すも、後半の話し合いでは、エネルギー切れでついていけなかった。。。あと1週間とちょっとこの演出グループとつきあって行きます。いろいろ勉強になりそうです。できる限りの事をやってみましょう。行け〜!わたし!!