ダンスのオーディション

3月の初めに、久しぶりにダンスのオーディションへ言って参りました。”Act2”というダンスカンパニーで、たまたま１人の代役を捜しているという事でした。これはアーティストの職業安定所のサイトでたまたま見つけたものでした。私はダンサーではないので、どうなるかわからないけど、カンパニーのカラーがとても好きだったので、ダメもとで送ってみるかと応募したものでした。ちなみにこの下のビデオが、彼らの今回の作品です。本物の方が断然面白いと思うのですが。。。



et si j'étais Moi ! - création 2010 par Act2_cie_catherinedreyfus


オーディション当日、、、１人の代役に50人以上のダンサーが集まっていました。ゲゲッ！！私一人だけ、飛び抜けて小さい？！、、、気にしない、気にしない、、、と自分に言い聞かせ、午前のオーディションに挑みました。始まる際に、このカンパニーの振付家の人が「今回は、私の代役を捜しています」と言った瞬間、、、げげ？なぜ私はここにいる？？？彼女の身長は165cmくらい。やはりよく見ると、小さいのは（150cm）は、わたしだけ？！履歴書にも書いたはずなのになぜ私はここにいるのだろう？？と謎ばかり？キャラものも試したかったからか？（笑）


午前の第一次審査の後、帰る準備をしていたら振付家が声をかけてきてくれて、その謎を解明してくれました。
「私達のカンパニーは一人小さいダンサーがいるのだけど、もしかしたらすぐには仕事にならないけれど、いつか代役が必要になる事もあるかもしれないと思って、あなたを呼んだの。不思議よね、、、ほかのあなたの身長の人達は書類の時点ですべて切ったのに、あなたとは会ってみたかったの。でも私の予感は的中したわ。あなたは多くのクリティーを持ってるし、あなたの自然に持ってるコメディーのカラーは、うちのカンパニーと合っていたわ。今回のオーディションの目的は私の代役だから、あなたの身長は足りないから無理だけど、あなたの可能性をもっと見たいので、良かったらこのオーディションに残ってくれないかしら？」

ほへー、こんな事もあるんだ〜。とビックリしたものの、「もちろん！」とオッケーしてみっちり参加してきました。合格しないってわかってるのに、オーディションに参加なんて、ちょっと複雑？？ではあったけど、なかなか普段できない振り付けだったり、ダンサー達との関係だったりと、すごく勉強になりました。私は次の日の最終審査の前まで参加しました。いやぁ〜、面白かったです。色々な即興をやったんだけど、振付家の創造的なユーモアに感動しました。なかなかコメディーで面白いダンスなんて、なかなか見た事ないけど、彼女達のは本当に面白いっす！エネルギッシュで、温かくて、笑えて。。。うーん、いつか参加させてもらえると良いなぁ。。。あ、いかんいかん、下心丸見えじゃ。でも、このオーディションの後はバキバキの筋肉痛。。。ダンサーって、やっぱすごい仕事だなと実感した日でもありました。

マイム・プロビゼーション

 マイムの即興公演に”マイム”参加してきました。この企画は、もう3年前になりますか、、、マイムのワークショップで出会った、”ウォン”と”ジョエル”が、アイデア探しを含めた即興をやろうという事で、知り合いだけを集めてやったのが最初のきっかけでした。フィリップ・ジャンティーのスタジオで、仲間だけでテーマも無く、とりあえず分数を決めて。。。懐かしいなぁ。。。私もその頃2回ぐらい参加した事がありましたが、それはそれですごく楽しかったのを思い出します。。。

それが"ワム・バム"という名前の企画になり、2ヶ月に1回のペースで、区営の劇場のロビーを借りて実際にお客さんの前でやるようになったのです。この頃に第1部は出演者により、第2部はお客さんも参加で、テーマ、即興人数も帽子にクジを入れて、お客さんに選んでもらうというベースができあがっていたと思います。

 （Wham Bam の頃）

最初は知り合いのミュージシャン、ダンサー、マイム、役者さんだけでしたが、次第に出演者も増え、入場は無料だったせいなのか、お客さんも増えました。お客さんにはやはりアーティストが多く、第2部の即興に参加目的の人も多かったです。な、なつかしい。。。。

そしてこれが今現在の形になった、マイム・プロビゼーション。企画者も初代からの”ウォン”と新しいマイム役者の”サラ”と”ピエール”に変わり、出演者が彼らによって選抜されるようになりました。お客さんから入場料を3€（330円位）頂く事になり、この企画のクオリティーをどんどん上げていくためにも、誰でも良いというわけにはいかなくなったのですね。テーマの内容もかなり演劇的要素が濃くなって、難しくなっていきました。

しかしさすが選抜されているプロの方々、一緒にやってて本当に面白い。しかもどんなに多くの人数でやっていても、空間感覚が近いので、ぐちゃぐちゃになったりしないんですね。いや〜、やばいっすねぇ〜。皆レベル高かった。。。お客さんも多くのプロの方が見にきたり、参加したりしていました。いやぁ〜、これからどうなっていくのか楽しみな企画です。いつも出演者としてこの企画に呼んでくれる”ウォン”に感謝感激ですね。この企画のおかげで、私の即興力も少しづつ成長してるように思います。本当にアーティストって、企画やお客さんに成長させてもらってるんですなぁ。ありがたやぁ〜。もう来なくてもいい！！と言われるまで、参加予定です（笑）。

ちなみに今回のヤツがネットビデオで流れてる？！ちょっと見ずらいけど、興味ある方はこちらです→http://www.ustream.tv/user/silencecommunity/videos

モッチの誕生日会♪

この日は、昔所属していた劇団の先輩でもあり、お友達でもあるモッチのお誕生日。2、3週間前からモッチの旦那さまのファブリスが企画したサプライズパーティーをやりました。

皆が思い思いのプレゼントと食事を持って、 静かにこっそり彼女が住んでいるアパートへ。。。ファブリスの合図で、エレベーターの角に隠れ、ファブリスがさりげなく「買い物しすぎたからちょっと手伝って」と、エレベータまでモッチを呼び出し、、、モッチの姿を見た私達は「おめでとうーーーーーーー！！！」と飛び出しました。いやー、モッチはかなりびっくりしてました〜♪でも大成功！！と皆で大喜びでした。

その後は楽しい食事会。とっても楽しいパーティーでした　o(*⌒—⌒*)o
いやぁ、サプライズパーティーは、何度やっても楽しいですな。私も昔ジュリアンにサプライズパーティーをしようと思っていたら、すぐばれてしまった思い出があります。ファブリスは、さすが役者さんですね。

パーティーの最後には、お菓子屋さんのミエちゃんが作ったケーキ。すごい！！ケーキに見えないんですよ、これが！！食べるのもったいなーい　(≧∇≦)
でも食べました。全員ですべて食べ尽くしました。お、美味しかった。。。ジュリアン（夫）の誕生日の時も、ケーキを作ってくれたのですが、これも素敵でした。あ、もっと彼女のお菓子を見たい方→http://chezbogato.fr/gros-gateaux/

L'Enfant de la nuit - ミヨティスの夢夜 終了！！

ご来場いただいた方、本当にありがとうございました。公演中に私のミスで、足に怪我を負うアクシデントがありましたが、L'Enfant de la nuit - ミヨティスの夢夜、無事に終演を迎える事ができました。いやぁ〜、この作品のメンバーが大好きなので、少し寂しい感じがします。。。
しみじみ。。。ε=(･д･｀*)ﾊｧ…

 会場内はこんな雰囲気です。私達は本番前3日前にこの会場に入って、本番に近いリハーサルをすることができました。しかし、一応歴史のある建物だったらしく、約束事が厳しかったです。劇場に警備の人が入り、舞台美術がちゃんとした角度（セキュリティーのためらしい）に置いてあるかどうかなど、写真を撮ってチェック。いやはや、厳しいのですな。。。

 皆で外で撮った写真。この木の上に登ったりしていたら、やはり警備のお兄ちゃんに怒られてしまいました（笑）。。。公演中の写真が見たい方はこちらへ→http://www.artsdelaruephotos.com/lenfantdelanuit/

今回のメンバーは、演出家を含め、本当に素敵な人達でした。いやぁ〜、本当に楽しかった。。。また3月、5月、7月と何回か公演がある予定です。話しによると英語バージョンもやるかもしれないらしい。。。台詞がほとんどなくて良かったぁ〜　(*´Д｀)=3ハァ･･･

この作品でまた色んなところまわれたら良いな。。。ってどうなるかな〜。。。これだけは神のみぞ知るって感じですね（笑）

公演のお知らせ：ミヨティスの夢夜

来週公演します。この作品は演劇だけど、歌や、サーカス的要素も入り、素敵な作品になってるのでは無いかと思います。無料ですのでパリ在住の方、ぜひこの機会にご家族と足をお運びいただけたらと思います。 

Cie Les Anthropologues

 L'Enfant de la nuit - ミヨティスの夢夜　
上演時間：60分 

日時：2月12日（土）、2月13日（日）　14h30〜　16h30〜
場所：Grand Amphithéâtre du Muséum (MNHN) : 57 rue Cuvier 75005 Paris
地下鉄: 7番線か10番線 　Jussieu駅
料金 : 前売りなし（予約不要）、入場無料、満席になり次第終了（300席）

原作・演出・舞台美術：Nicolas Soloy
演出助手： Prune Balladur
グラフィックデザイン： Fabien Ouvrard
照明：Francois Julien
衣装：Émilie Hug
衣装助手： Carmen Bagoe
音楽： Joao Gonzalez Gracio

出演者:
檀上花子 ：マイム、ダンサー、サーカス
Beatriz Gallizo： 女優、ダンサー、歌手
Joao Gonzalez Gracio：パーカッション、ピアニスト
Alexandre Grekoff： 男優、サーカス、スタントマン



 
あらすじ： 森 の木こり”ピロット”に拾われた子”ミヨティス”。ある日”ミヨティス”のために”ピロット”が頼んだ女性教師”イタール”が、二人の住む森にやってきま す。しかし森で育った”ミヨティス”は、まるでコウモリのように振る舞い、”イタール”を困らせます。そしてある日突然、深い眠りに落ちてしまいます。彼 女を救う方法はただ一つ、彼女の夢の中に入り目覚めさせるのです。


この作品は2011年にフランスの環境省から依託され、全ての年齢層に向けて創作された作品です。森やコウモリの専門家によると、2011年はコウモリ欧州国際記念日、森林国際国際記念日にあたるということで、森やコウモリがテーマになっています。