2011-12-23

メリークリスマス !!


皆さんにとって、良いクリスマスになりますように♪

2011-12-10

演技の幅

 (水)

今週は土・空気・火・水の四大要素。体と内面の表現を探究しました。これが、本当に難しい。私は演劇の演技という面では、本当にまだまだ子供だなと思います。前から思っていたのですが、体の引き出しよりも、演技的な引き出しの数が本当に少ない。


 (火)

 今まで体からくる感覚を利用して、感情だったり、演技だったりを分析して作っていたのです。もちろん、この土・空気・火・水の四大要素もベースにはこれがあるような気がしますが、更に細かく繊細。人間もそうだもんね。私の子供である原因がここにあるような気がしました。

(土)

今日はこの 土・空気・火・水の四大要素を使った作品の発表だったのですが、最後まで演じる事なくストップ(涙)。今週は結構楽しく作れたと思ったのに、まだまだ学校レベルだと怒られてしまいました(笑)。ここはあくまでも、プロの創作の場なので、もっともっと繊細で明確な演技、空間を考えて作品を創作するよう指示が出ました。ははは、厳しぃ〜(涙)。でもいつも先生の言う事は、本当に”痛い”ところしっかり突いてくるんですね。本当にすごいなといつも思います。



(空気・風)

来週もテーマは同じ。。。リベンジできるかしら。。。 もっと大人な演技ができるようになりたいわ〜。。。

2011-11-27

学校と撮影の日々。そして怪我。

先週の月曜日から3日間 Léos Carax 監督の新作"Monsieur Merde"(ムッシュー・メルド)の撮影にチョロっと参加してまいりました。と言ってもこの作品は、”TOKYO!"三部作の続きのようでした。



この撮影はペール・ラシェーズ墓地で行なわれました。観光地としても有名な場所ですが、私は初めて訪れました。素晴らしい歴史あるお墓がいっぱい。次回時間のある時にゆっくり来ようと思ったしだいです。



私はカメラマンの2人目のアシスタントという役でした。役と言っても台詞はありません。こちらでは”シルエット”と呼ばれる仕事で、エキストラよりは完全にカメラに入り、運良ければ役としてしっかり映るかも??ってな感じです。ははは。脇の脇の更に脇な感じです(笑)。でも、今回は出演者にビック・スターの”エバ・メンデス”さんが出演していたため、生まれて初めてアメリカのスターのお仕事姿を見る事ができました。ラッキー♪



私は、彼女が誘拐される瞬間に走って追いかける役なので、これは密かに共演?!っとアホな事を思った私なのでした。何も言わんといてください(笑)。。。

今回この役を頂いたのは、監督さんの日本大好きのおかげらしいです。”TOKYO!"3部作の撮影を日本で行った時、役者さんやスタッフさんたちのお仕事が素晴らしかったんでしょう。その時の喜びや感謝が、なぜか私に降りかかったようです。あはは。素敵なお仕事をなさった方々に感謝です。

でも、今回近くでプロの役者さんや監督さんのお仕事が見れたのは、とても勉強になりました。しかもこの監督さんの指示は、的確、簡潔、わかりやすい。。。すごいなぁ〜。。。良い作品になると良いなぁ♪って、私のとこはカットかもしれんけど(笑)。







撮影の前の週からは、前回ブログに書いた”アリストテリス”の撮影が始まりました。ある人は地下鉄で、ある人は森の中で、、、



家の中や、町の中、、、それぞれのメンバーが思い思いの場所で撮影した映像。いったいどう繋がるのでしょう♪とても楽しみです♪






そして今週は怪我の週でもありました。
学校が始まるまえからあった”アキレス腱滑液包炎”。学校が始まって1ヶ月半、ちょっと膝に痛みを感じ始めていたので、気をつけていたら、太ももが軽い肉離れ。しかし”まずい”と思った瞬間に動くのをやめ、学校で氷をもらいすぐに冷やしたために、少し痛みがあるもののたいしたことにならず。

良かったぁと胸を撫で下ろし、気をつけながら学校の授業を受けていたら、金曜日の朝突然右足のかかとに痛みが。。。なぜに?!とネットで調べてみると、、、これではなかろうかと言う物を発見”足底腱膜炎”。。。スポーツ選手やジャンプを良くする人になりやすいらしい。ひぇ〜。。。12月2週目からは、新しい作品のクリエーションも始まるというのに、、、ちょっと雲行きが、、、根性で治してやると思ってる次第なのですが、、、病院行くしかないかなぁ(涙)。。。

2011-11-14

週末

金曜日、同じグループの”ダビッド”のお誕生日パーティーが、学校に近くで行なわれました。いやぁ、たくさんの学校の生徒が集まって、飲んだり話したり、”ダビット”は皆に愛されています。人柄もとても温かく、若いのにしっかりとした青年。私的にも、皆と交流するチャンスでした。この学校に来る前は、夜はあまり外に出なかったけど、学校に入ってから時々、外に出るようになりました。うん、うん、良い傾向。仲のいいお友達が作れるように、頑張りまっす (^^)/





土日はというと、他のグループの男の子”アリストテレス”が、ビデオを作りたいと言う事で、私達のグループ何人かが集合。2日間に渡り話し合い、次の週から撮影開始。それぞれの役者が、自分自身でシーンを考え、すべてを構成し、撮影します。私にとっては初めての経験なので、興味津々。楽しみだぁ〜。。。





土曜日の夜は ”Le vrai spectacle"(本物の光景)という、ちょっと変わった公演を観に行きました。この作品は、催眠術公演といいますか、、、

会場に入ると、お客さんは席に座るのですが、すべて1つ座ったら、隣は空席、その空席の隣にまた1人と、かなり贅沢な客席の使い方をして、しかも席の上に毛布が。役者さんは舞台に1人(多分催眠術師?)。お客さんは、役者に従い、ほぼ眠るように、好きな格好でリラックス。そして役者さんの言われた事をイメージしていくんです。1時間30分、目をつむったままの公演。でも面白い事に、公演後は体がビックリするくらいリラックスしていて、公演の面白さと言うより、爽快感で家路につくという物でした。まるでマッサージに言ったときの帰りみたいでした。こんなスペクタクルが存在するなんて、かなりびっくりです。本当にまだまだ世の中知らない事が、いっぱいあるのねぇ〜(驚)

2011-11-10

明日が発表

今回の写真は、一番広い稽古場です。ここはもともとボクシング場だったのを、ルコックが買い取ったそうです。暖房もちゃんと効いていて、ありがたい環境で稽古させてもらってます。

明日は金曜日。2回目のクラス全員の作品発表。いったいどうなる事やら。。。でも今回のおかげで、それぞれの良いところ悪いところが少しわかったような気がします。もちろん、私自身の事も含み。。。35人一緒に作品を作る事は難しかったけど、次回に向けてすごく良い経験になりました。と、いうより次回があるんだろうか??

もっともっと経験や稽古を積んで、自分自身の弱いところを強くしていきたいっすね。。。

2011-11-06

週末だい!

外国に住んでいると日本の文化に興味を持ち始めるんですね。そんな時に、今では佐渡に住んでいるお友達、由香ちゃんのお勧めで始めた太鼓です。夫婦の共通の趣味として、ジュリアン(夫)も一緒に始めました。今でもちゃんと続けてますよ〜♪

毎週土曜日が太鼓の日なのですが、前は仕事の関係でなかなか続けて行けなかったのです。なので私から誘ったのに、ジュリアンばっかり上手になっていくという始末。あはは。。。

しかし演劇学校を始めてから、仕事をあまりしていないので、定期的に通えるようになりました。学校に日々通い、週末太鼓をドンドン叩き、すべてをリセットする、、、今では私にとっても大事な時間になっています。少しずつだけど、こっちも成長すると良いなぁ。





 そしてこの日の夜、、、突然同じクラスのトーマから
「今日はセーヌ川で何かあるらしいよ。ミュージシャンもいるらしいから、踊ったり、食べたり、飲んだり、皆で楽しまないかい?」
的なメッセージが。お!何か特別な日なのか、、、知らなかった、、、せっかくだし、皆とお近づきになるためにも、チナミン(同じクラスの日本人)誘って行ってみるかぁ〜。と、行ってみたら、、、
あれ?ミュージシャンは?ダンサーは???
あれ?ただの夜ピクニック?踊ってる人なんて一人もいません。
お友達に聞いてみると、、、
「あ、あれね、多分トーマの冗談」
その冗談を本気にした私。つーか、やっぱり外国人の冗談はわからん(汗)。ちょっと久しぶりに踊ったりできると思っていたので、ちょっと残念だったけど、色々と皆の話が聞けて、学生気分を味わえたので、ま、いっか(笑)。





そして週末の最後に見た映画「The Artist」。昔の映画の良さを殺さず、現代だからできる事もふまえて作られた素敵な映画だなと思いました。日本でも上映されてるのかしら。映画を見つつ、映画館の中も見ると、なんか昔の時代にタイムスリップしたみたい。また白黒映画の時代が来るのかしら。やっぱり言葉がすべて聞こえないからこその良さもあったなぁ。。。

とまぁ、週末を楽しんだ次第です。。。また明日から学校だぁ〜。がんばるぞ!

2011-11-02

全員での創作?!

4週目に入り、新しい課題が、、、今度はなんとクラス全員35人での創作です。うきゃ〜!!国も違えば、文化も違い、言葉も通じない人もいる中での創作、、、きゃぁ〜!!

とりあえず課題となった場所を、クラス全員で観察。以外と皆しっかりと時間をくんだり、分担したり。。。良かった〜、、、上手くいくんだろうか。。。

火曜日は、話し合いで終了。本日は、色々なアイデアでがんばって即興をしてみるが、微妙に上手くいかない。。。なので演出責任者を5人に決めて、創作する事に。。。そして私はその5人のうちの1人。きゃぁ〜!!!つーか、本当は避けたかった場所(涙)。

これも神様からの試練かしら(笑)。学校後は、BARに行って話し合い。他の皆さん、英語もフランス語も素晴らしくできます。私も頑張らねばとアイデアを出すも、後半の話し合いでは、エネルギー切れでついていけなかった。。。あと1週間とちょっとこの演出グループとつきあって行きます。いろいろ勉強になりそうです。できる限りの事をやってみましょう。行け〜!わたし!!

2011-10-29

3週目が終了

今週は、自分でもビックリするぐらい疲れがピークでした。帰ったらすぐにでも眠りたい状態が続きました。私的には毎日楽しいのですが、やっぱり緊張しているみたいです(笑)。でも学校の友達に聞いてみると、皆も同じような事を言っていたので、年のせいではないみたい。

私なんてまだこっちに生活があるからいいけど、他の人はパリに到着してから、部屋探しや言葉の勉強、日々の生活も1つづつこなしていくのが大変だろうになぁ。。。頑張れ〜!と心の中で応援している私。。。と言うより、頑張らねばならんのは私だ(汗)

3週目で一緒になったグループは、とにかく動く動く。こんな創作は本当に楽しい♪程よくバトルもあったし、大変な事もあったけど、楽しかったなぁ。。。今回の発表は、本当に皆の作るエネルギーをいっぱい感じました。そして素敵な作品もたくさんあり、ちょっと仲間内で終わるにはもったいない。。。

そして3週目に入ってくると、恋愛もあったり、好き嫌いがあったり、リーダー的な人がいたり、、、人間関係が程よく見えてきて、それを見ているのがちょっぴり楽しいです。これは私がおばさんになった証拠かしら(笑)

2011-10-21

2週目が終了です

いやぁ〜、私の通ってる演劇学校ルコックの2週目が終わりました。毎日、毎日何かに向かって勉強するのは、とても新鮮で面白い。でも体はというと、、、ぐったり♪まぁ、でも良い疲れです。

この学校では、毎週テーマに合わせた発表を6、7人のグループでします。毎週メンバーが変わって新鮮。やりやすいグループもあれば、やりにくいグループ色々です。私はメンバーの中でも、結構年上。(きゃぁ〜、もうそんな年なのね。。。)

大変なのは、話が長いグループ。前回は動いて、話してのグループだったので、良い感じだったのですが、今回のグループは話が長い長い。長くても、何か見つけられる話し合いならば良いのですが、「僕は”見えない存在”について、こう思う。なぜなら、こうでこうで、、、(15分)」。。。確かにとっても大事だけど、それでそれを見つける方法は???アイデアは???というと、、、なし。。。はう〜。。。じゃぁ、このアイデアなんてどう?と、持ち出すと。。。次は「これおかしいと思うんだ、なぜなら、、、(15分)」「そっか、じゃぁどうしたら良いと思う?」。。。「うーん、やっぱりおかしいと思うんだ、なぜなら、、、(同じ話)」。。。「それを見つけるためにはどうしたら良いと思う?」。。。「うーん、、、」。。。だったら、とりあえず良くても悪くても、色々実際に動いて感じようぜ〜!!!と、思ってしまう。でもこれは、私が我慢強くないから???


「だめ」「おかしい」もとても大事で、それはきっと正しくて、分析するのも良いけど、私的にはもう1つ「こうしたらどう?」が欲しいと思ってしまう。そしたら、「あ、、、そうなら、こっちの方に行った方が良くない?」と言いながら、作品を作っていくイメージなんだな。否定からは、なかなか何も進まんと。否定には、説得+他の方法がほしい。。。でもこれも私的な考え。世界は広い!!正しい事なんてないに等しい!!ならば、私自身の方法も組み入れながら、相手を説得していくべし!!と、話して説得に切り替えました。だって、誰か止めないと話は永遠に続いていくんだもの。。。本当にこのパワーはすごい。中には「もう話すのはやだ」と、出て行ってしまう仲間も。。。だよね〜。。。わかるわかる。。。でも、私も若い時こうだったかも。。。と思ってしまうのは、大人になったのかしら、、、きゃぁ〜。。。


と、まぁかなりバトルがありましたが、発表では皆良い気持ちでできたし、何となく団結力を感じました。まだまだ、私自身勉強しないと行けない事は山程あるけど、この最後の団結力を感じただけでも、私の中では幸せ〜♪って感じです。なんて感じてたのは、私だけだったりして(汗)



 そしてこの日の最後に、この学校の二年生の発表(校内だけ)を観に行くチャンスがあり、観に行ってきましたが、、、やばい!!面白い!!体、感情、空間すべてが動いてる〜!!!すっごく勉強になったのと、2年生になりたいという願望が生まれました。まぁでも、これだけは何ともわからんなぁ〜。まだまだやらなくちゃ行けない事が、たくさんあるもんね。とりあえず1年無駄にしないように頑張らなくっちゃっとパワーをたくさんもらいました。がんばれ!わたし!!

2011-10-19

ちょっぴり出演したドキュメンタリー


http://videos.arte.tv/fr/videos/l_adn_nos_ancetres_et_nous-4198120.html


昨日フランスのTVで流れた、ドキュメンタリー番組。内容は、人間がどのように生まれて、どうやって色々な人種に変わっていったかです。
私は怪しいアジア人ダンサーとしてでています。はっきり言って、、、口閉じろ!!!!!と突っ込みたくなります。次回は口閉じるように気をつけます(涙)。。。



ミヨティスの夢 -ブールジュ公演

(写真:Wikipédia より)

先週の土曜日にブールジュにて”ミヨティスの夢の公演がありました。なんとここは、中世期の時代フランスの首都になった事もあると言う町だそうです。(友人に聞いたので、間違ってたらごめんなさい。)



パリから車で2時間弱。昼頃に到着したのですが、とっても静かで、歴史ある建物たちに囲まれて、素敵な町。でも色々なお店もあって、都会な感じも見えました。古い物と新しい物が一緒に共存している町。ちょっと日本で言うなら、京都かしら???



これが私達が公演した劇場。実はこの作品、外と中両方で演じるための作品(外で演じる演劇をThéâtre de la rue - 道の演劇といいます。)として作られていたのですが、本当の劇場で公演するのが、今回初!!嬉しい限りでした。


 この作品は自然を扱うので、外でも悪くない作品なのですが、中味がとても繊細な作品なので、売るなら劇場の方が向いているだろうなぁと、前皆が話していたので、今回の劇場公演は、それを知るためにも、待ちに待った公演なのでした。やったね!!


 中はこんな感じでイタリア式。なんか歴史感じるわさ。。。(汗)



 リハや仕込みの最中は、ちょっぴり緊張気味。本番は悪くなかったらしいけど、私的にはちゃんと集中しきれなかったかなぁ。。。(風邪気味なのもあったのかな??)

そうそう今回残念だったのが、学校とリハの掛け持ちが初めてだったので、疲れがたまったのか、公演期間に風邪気味だった事。公演があると知ってたので、十分気をつけてたつもりだったのに、勝てなかったっす。お金をもらって働いているに、健康管理不行き届きかな。。。もっともっと気をつければ良かった。。。悔しい限りです(涙)

と、まぁ次回の公演のための反省おわり!!
出演している役者さん、演出家が本当に優しい方々で、よけい申し訳ない。。。次回はもっと自己管理に気をつけようと思った公演でもありました。

評判的には良かったようで、来年どうなるか。。。ぜひ劇場公演したいなぁ♪

2011-10-18

学生証

ふふふ、頂きました。学生証だ〜♪
高校以来だなぁ。



ちなみに中味はこんな感じ。とりあえず1年間分。ちょっと嬉しい。来年ももらえるんだろうか(汗)。。。それには2年生に選ばれなくちゃいけないんだよなぁ。。。

学校は2周目に入り、とっても楽しいと同時に濃い時間を過ごしています。最初は1日4時間、大丈夫と、思っていたけどあまかった。。。あはは。。。週末になると疲れもピークです。そんなもんで風邪っぴき。。。ズルッ。。。来週までには体のペースをつかまねばと思っています。

そうそう、前回話した”よくわからんけど、やる気だけはあるヤツ”キャラを狙え計画は、コツコツと進んでいます。ま、とりあえず ”よくわからないけど、変なヤツ”なとこまでは来たかも。。。あとはやる気だ〜。。。うーん、、、どうするべか、、、(汗)

2011-10-10

ルコックの学校が始まりました!

とうとう待ちに待った「École Internationale De Théâtre Jacques Lecoq」(演劇学校 ジャック・ルコック)が始まりました。この写真は学校の入り口です。

いやぁ、この扉から想像もつかない広い練習場が奥にあるんですね。もともとはボクシングの試合をやっていたところを、ジャック・ルコックが買い取ったそうです。

今日は初日だったので、先生たちからの挨拶、生徒の自己紹介、学校のシステムや約束についての時間がありました。今回は新入生は80人くらい。全部で1年生は2クラスで、1クラス40人程度です。最初に全員で練習場で体を温めたのですが、広いはずの稽古場が、人、人、人、、わお!結構多いですな。



これは去年行なわれたワークショップの時にもらった資料。なんとなく稽古風景のイメージが湧くかしら??

稽古を受ける分には、”フランス語”なんとか大丈夫。しかし今回25カ国から生徒が入学しており、皆さんフランス語よりも、英語が達者なのです。一応授業はフランス語。いずれはフランス語を話せるようになってください、、、ということなのですが、まだまだ初日、、、フランス語よりも英語の方がコミニュケーションがしやすいんだ〜(涙)。だよね〜。。。今更英語で苦悩するとは、、、

こんなときは、勢いで意見を言うべし!!と、言う事でフランス語と妖しい英語単語で話してみる。。。。皆必死に、私の言う事を理解してくれようとする。。。まだ初日だから、皆さん優しい〜。なので今のうちに”よくわからんけど、やる気だけはあるヤツ”というキャラを、皆さんに植え付け中です♪あはっ。

ま、でもここはフランスなんだと強気で頑張ってみたいと思います(笑)。と、言いつつパラパラと英語の単語を調べてる私。。。皆と仲良くなれると良いなぁ。

2011-10-08

Mim'provisation


昨日の夜は、久しぶりの”Mim'provisation”(マイムプロザシオン)。この名前は、Mime(マイム)とimprovisation(即興)を合体させたものです。

やってる事は、その名前の通りマイムの即興です。第一部と第二部に分かれており、第一部は12人の経験者達とミュージシャンで即興が行なわれ、第二部はやりたいお客さんも参加します。

帽子の中に名前、テーマ、人数が書いてある紙が入っており、お客さんに引いてもらい即興を始めます。なので毎回誰と当るか解らない緊張感で、私の心臓はバクバクです。しかも知ってる人はほとんどなし。何度も来ているのに、これだけは慣れません。

初めての人と当れば当るほど、自分自身の相手を聞く(見る)力が必要になってきます。自分自身の欠点や向上したところ、今ちゃんと開いているか、閉じているか、周りが見えているかなどなど、とても勉強になります。テーマ以外に約束がないので、 ある意味自由で、いったい何が生まれてくるかわからない面白さがあります。自分自身が想像できない反応をしてしまう事も。とにかく楽しいです。

お客さんの大半はアーティストが多く、今回は小さな子供たちもいました。1歳くらいの赤ちゃんが、泣かずにウキャウキャ楽しそうに観ているのにはちょっと ビックリ。血筋?!

この企画はほとんどアーティストの勉強のためと、お客さんの一般的なマイムのイメージを壊し、マイムとはどんなものか触れたり観たりしてもらうのが目的となっているので、入場料も300円ほどと安めです。

アーティストにとって、こういう場があるのはとてもありがたい事だなと思います。またまた来月も参加する予定です。楽しみだなぁ〜♪

2011-10-02

長旅終了のシルヴプレと。。。

遅れ遅れのブログが、やっと最近の記事に到着!!いやぁ〜、ちゃんと更新しないと後が大変だぁ〜(汗)それでは行ってみましょう!!



今年の5月〜9月末まで、フランスで公演をしていたシルヴプレのお二人と、記念撮影です。去年も長期でこちらに仕事に来られていました。うーん、すごい。日本で作品を作り、日本と海外で活躍するお二人。私の理想のお仕事の形ですね。私も芸に精進しなければ(汗)

 お二人のとてもユニークなサイト:シルヴプレ

いつもいろいろお土産ありがとうございます。ペコリッn(_  _)n。。。また来年もこちらでのお仕事があるそうなので、またまたお会いできるでしょう!新作も楽しみにしています〜!


ブログがんばって、更新し続けるゾーーーーゾーゾー...

2011-09-24

文化遺産の日 パート2

ずらっと並んだ列。朝8時30分から並んでも、並んでも、入り口すらみえず。。。そう私は、ジュリアン(夫)とフランスに到着したばかりのお友達のちなみちゃん(同じマイム劇団出身)と、大統領官邸のエリゼ宮殿に行きました。テレビでも話題になっていたけど、朝早く行けば、運良ければ2時間で入れるだろうと考えていた私。。。甘かったです。。。とても長旅になりました。。。


2時間待ったところで、割り込みする若者現れる!この時、原田泰三さんの「曲がった事は大嫌い〜 は〜らだ たいぞうです〜!」の歌が頭に流れる。。。しかもこの若者、注意してこなさそうな人の列を選んで入ってくんだな〜。。。と、言うわけで隣のおっちゃんが負けずと注意。しかし彼らは「今更言っても、入っちゃったし、遅いからダメ」と訳の解らない理由をいって、その場を動かず。。。

これにキレたジュリアンが更に注意。彼らの妙に余裕のある態度に、ジュリアン更にプルプルと震えだす。。。私はとりあえず殴り合いにはなって欲しくなかったので、ジュリアンの顔の高さまで何度も連続ジャンプ!!(過去にパンチが普通に私の頭を超えて、ジュリアン(夫)を殴ったヤツがいたのです。。。)

しかし彼らの「もういいよ、朝だし、、、」という言葉に私がキレる。と言っても、どうしていいか解らず、しばらく様子を見ている。でも少しずつ少しずつにじり寄り、、、彼らの前に出た〜!!彼らはしつこいと思ったのか、私をしかたなく前にやるが、このチャンスに後ろに並んでた人達も、冷たい視線を彼らに投げ掛けながら、彼らの前に出る。そうか、やっぱり皆同じ気持ちだったのね〜♪ちょっと勝った気分って、子供な私です。。。

でも本当は、もっとクールにこういうヤツをあしらえないもんすかねぇ。。。争う事なく、上手に、クールに、、、難しいっす。。。うーん、良い方法があったら誰か教えてください。




4時間待ったところで、やっとエリゼ宮殿の入り口に到着!!やった〜!これで長い一日も終わるのか♪





と思ったのが大きな間違いでした。中に入ったら、更にズラーっと列が。庭に大きなTV画面があり、この宮殿の歴史についての映像が流れていました。お客さんが飽きないように、色々と工夫しているんだねぇ。






とりあえず中に入った記念に、写真をパシャリ。ここまで4時間とちょっと、、、




でもここまで来たのだからと、待つ。ちなみちゃんもジュリアン(夫)も、文句1つ言わず待つ。これは1人じゃ絶対にたどり着けない道のりでした。。。





庭には、大きな盆栽が。。。日本からの贈り物でしょうか?それとも日本の復興を祈った物でしょうか?

 

 待つこと更に1時間、、、中に入った〜と、思ったらいきなり未来の部屋。外と中のギャップがすごい〜、、、ある大統領の好みで、一部屋だけモダンな物にしたそうです。でも宮殿を見ていくうちに、何となくこの部屋が欲しかった気持ちがわかったような気がします。




色々と歴史ある部屋を見た後、たどり着いたのがこの会食場。。。すっごい!こんなところで、偉い人達は毎回食事してるんですなぁ。。。舞踏会とかもあるのかしら??


 

ここには歴史あるメニューまで展示されてました。しかし筆記体ばかりで読みずらい。。。もう少しフランス語の勉強が必要だすな。でも2度とこのメニューを見る事はないな。



こんな豪華な宮殿の部屋をたくさん見て回ったのですが、実際に誰かがここで働いているのかと思うと、少し不思議な感じがしました。歴史を感じる事はできるけれども、仕事をする場としては落ち着かないような。。。




ここが大統領の仕事場。今ならサルコジさんですね。この日の前日には、実際に彼がいて、外出時に国民の人に握手してました。

いや〜、それにしても豪華、豪華。。。でもここにいると、ある意味いろいろな歴史を背負ってやろうって気になるのかもしれないなぁ。現実の歴史の物が目の前にあり、それを継いで使うって、すごい事かもしれない。色々な重みを感じるのかも。でもちょっと重圧と言うか何というか、、、これはずっといると疲れてしまうかも。。。




この部屋が見終わると、外まで一直線。全体で約6時間の訪問でした。。。外に出たときの爽快感と言ったら。。。♪




まずはちなみちゃんと一緒に記念撮影!!やった〜!!制覇だ〜!!これで二度と行かなくてもいい〜♪と、妙な達成感が。。。




ここには昔の車が展示されていました。昔の車って、なんとなくかわいいですよね。今現在の車たちも、1000年経ったらきっとこれらの車の仲間入りなんだろうなぁ、、、と思うと不思議。




この日は多くの場所で、フランスの旗を見ました。自分たちの文化を誇りに思おう!と、私には、風になびく旗が言ってるような気がしました。そういえば、日本にも文化の日ってありましたよね?ちょっと調べてみようっと♪


この文化遺産の日は、人の生きる100年がとても短く感じた日でもありました。でもだからこそ人生って濃厚で素敵なのかもなぁ。。。うーん、大切に自分の人生行きていこう、、、と改めて感じました。

2011-09-23

文化遺産の日 パート1

9月17日(土)と18日(日)は、「Journées Européennes du Patrimoine」と言って文化遺産の日。この日は、文化遺産の修復や保護に関わる人々の仕事を知ってもらう、という目的 のもと、様々な特別イベントが各所で開催されています。色々な場所が無料で見学できたり、ツアーが組まれてたりと、とても興味深い日です。テレビ局なんかの開放もやっていました。

初日に訪れたのは、家の近くにある区役所。ここも色々な歴史があるようです。



 区役所と言えば、私が結婚した場所でもあります。そう、フランスでは結婚の時に、区長さんの前で愛を誓うんですね。懐かしい。。。たたたたーん♪




 この日は、区役所の広場がイベントでこんな事に?!なんと、昔の格好した人々が、音楽を奏でたり、昔の物を紹介したりしていました。



 例えばこれ、昔の鍛冶屋さんの道具。実際に昔の道具をそのまま使い、火をおこして、鉄を叩いて道具を作ってくれます。



これも昔の要領で、クレープを焼いて皆で買って食べます。昔の人のアイデアって、素朴の中に便利さがしっかりあって、すごいなぁ。。。

他にも、薬屋さん、武器屋さん、織物屋さん等、当時の道具がわんさかあり、必ず衣装を着た人が、色々と説明してくれました。子供たちの目はキラキラ♪



実際に区役所にも入って、ガイドさんと中を見て回ります。結婚式のときは気づかなかったけど、歴史があるのねぇ。。。



これが大広間。。。昔の人は、ここでパーティーとかしてたのかなぁ。。。


と短い訪問でしたが、とても楽しめました。こうやって、時々身近にある歴史にふれるのは、とても新鮮です。皆さんの家の近くにも、知らない奥深い歴史が?!なんて事あるかもしれないですよ〜。