2012-07-30

アビニオンの演劇祭 パート1

(アビニオンの町の入り口)

7月8日から7月30日まで、アビニオンの演劇祭に参加してきました。この演劇祭は、毎年フランスの夏のバカンスの時期に3週間開かれます。フランスに来てから8年、初めての参加です。この町に到着すると、まず驚くのがポスターの量?!









ここにも。。。





ここにも。。。




もちろん、こんなところにも。。。
どこもかしこも演劇のポスターだらけ。そして町中は、、、




作品の宣伝をする人々のパレードや、パフォーマンスが行われ、演劇祭独特の雰囲気が楽しめます。






そして今回私が参加させてもらったのが、この作品、メーテルリンクの”L'oiseau Bleu” (青い鳥)。この作品は3月にパリ近郊で上演され、その後カンパニーの意向で、アビニオン演劇祭に参加することが決められました。







作品の中の一部の写真 :Collectif Quatre Ailes のサイトより

私にとってこの作品は、好きな作品の一つなので、長期の公演ができるのはとても嬉しいことでした。といっても、この演劇祭に参加するまでには、色々な道のりがあったそうです。

まずは劇場のオーディションに通ること(お客さんを持ってる劇場では、良い作品を公演するために、オーディションがある。)、そして役者やスタッフのための宿探し、すべてに関しての計画、資金作り。。。いやはや、カンパニーの人たちは、自分たちの公演をこなしながら、どうやってこれだけの仕事をこなしたのか、、、大変だったろうなぁ。






(仕込みの様子:Collectif Quatre Ailes のサイトより

役者以外のスタッフや関係者(主にカンパニーのメンバー)は、10日前にアビニオンに入り、ポスター貼り、仕込み、映像の最後の仕上げなどなど、時間をかけじっくりとやってくれていました。。。






(ポスター貼り:Collectif Quatre Ailes のサイトより


そして役者たちが到着した本番2日前の夜、、、事件は起きたのです。。。
なんと、1週間かけて演出家のミカエルと映像担当のアナベルが用意した映像達、、、パソコンが2台盗まれたのです?!

いったい誰が、どういう理由で、、、

なんて嘆いてる時間もなく、、、本番を2日後に控えた私たちを心配させないよう、特にパニックもなく(多分表面上は、、、)、本番直前まで、ミカエルとアナベルが寝ずに作業をし、無事に初日を迎えることができました。





(リハーサルの様子:Collectif Quatre Ailes のサイトより


こんなとき、何もできない私たちができることは、本番をしっかりこなすこと。皆に気合いが入ります。写真からも、ぴりぴり感が伝わるかしら??







(写真:wolakota

この写真は、この劇場での演劇祭オープニング•セレモニーでやった、作品(5min)の一部。この日はとても暑かったけど、どちらかというと無事に本番ができる喜びの方が大きかったなぁ。この写真を撮ってくれたwolakotaさん、ありがとうございます〜♪ ぜひ彼女のサイトも見てあげてください。







(公演後、残ったお客さん達に作品の話をする様子)

公演はというと、、、
ありがたいことに、毎日満員御礼の状態が続き、ひとまず良い公演ができたのだなと思います。本当に良かったよぉ〜(涙)最初はドキドキだったもんなぁ。これも劇場さんの宣伝のおかげと、カンパニーの前回の作品(Le Projet RW)が本当に良かったおかげだなぁ。。。ありがたやぁ〜。なんとか来年、この作品でツアーがあると良いなぁ。まぁ、こればかりは神のみぞ知る!ってなとこかな。。。








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